まずはスタッフでやってみる
第七節
さあ、施肥が始まった
本来我々が行っていた栽培実績に基く方法を
まずはスタッフで再現してもらうのが
最良の方法なので
養液の管理もまずはその通りに
作業手順
1.養液透明度の確認 ☆ 目視で
2.根の状態の確認 目視で
3.施肥前の養液データ測定
PH・EC、各種成分濃度の測定
4.施肥 ☆ 上のデータに基づき、主成分とミネラル分を与える
中止をする場合もある
5.施肥後の養液データ測定
6.作業記録 株の成長状況などを記録する
作物も生きているので栄養が必要
あげ過ぎても、少なすぎてもだめ
程よい量を与えるための作業手順である
しかし、慣れないPH計、EC計、各種イオンモニター
試験紙などを使わなければならない
ただ測るだけではなく、機器の校正、メンテナンスも必要
ひとつのポットの施肥、管理だけで約1時間
2ポットなので合計2時間
2、3日行っただけで、もう無理だと悟る
そこで、もう一度作業手順を見てみると
☆がついている項目が2つ
あとはそれ以外
どういうことかというと
☆がついているものは基本的に省略不可
それ以外は、省略しても可
もし、養液が濁ってきたり、株の状態が悪くなってきた場合には
原因と対処法を探るためにデータ測定を行う
問題が無さそうであれば、日々のデータ測定は省き
我々の培ってきた経験を頼りに施肥を行う
ということになった。