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有機水耕栽培で葉物のみならず多品目栽培が可能なポテンシャル

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有機水耕栽培の特徴とポテンシャルを我々の実証に基いてご案内します。

まずなんといっても、化学肥料を使わない有機物のみで作物を育てるということです。

通常有機栽培とは土耕(土を使う栽培)において、土の中に生息している微生物の力で有機物を分解することにより、有機肥料となり作物が根からその養分を吸収し成長させる栽培方法です。それを、土ではなく水を使って実現させるというまったく新しい栽培方法で、これを可能にするには水を土化するという発想が必要でした。

その発想に基づき方法を開発したのが独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の研究成果であり、「バイオミネラル含有物の製造方法および有機養液栽培法」として特許を取得されております。

我々が実証してきたのも、その研究成果に基づいた水の土化から始まっております。これがまず養液をつくる耕水という作業(詳しくは記録動画の耕水エリア編をご覧ください)であり、これにより水中に微生物の疑似生態系を構築して養液が完成します。

あとは有機物を水中で分解させることにより有機肥料となり、土の場合と同じように作物は根から養分を吸収して成長します。水耕栽培においてはビニールハウス内で太陽光を利用して栽培する方法と、完全屋内においてLED(人工光)を利用して栽培する方法とがありますが、どちらも現状では化学肥料を使用して栽培されているのがほとんど(無機水耕栽培)となっております。

しかし、農薬はほぼ未使用ではないでしょうか。前者は太陽光により光合成が促進され作物も元気よく育ちますので実の成るもの、果物なども収穫されております。後者の場合はいわゆる植物工場と呼ばれるものが多く、もっぱら葉物類の栽培されているようです。有機水耕栽培でも前者パターンも後者パターンも可能であり、もちろん農薬は使いません。

我々は、誰でも何処でもできる作物栽培を目指し、完全屋内におけるLED(人工光)による栽培で、より美味しく、より価値のある作物栽培を可能とするべく、有機水耕栽培の実証を重ねてまいりました(詳しくは記録動画をご覧ください)。

それにより、葉物のみならず実の成る果菜類、豆類などの栽培に成功し、食味も十分に美味しいものができました。これらの成果の仮説としては、有機物のアミノ酸成分が作物の根から吸収されることにより、光合成を補い食味をも補っているのではないかと想像しております。

これについては今後の成分分析等の結果が待たれるところです。

栽培に活用する有機物としてはまだまだ試すべきものが数限りなくあります、現在では主に鰹の煮汁とコーンスティプリカーを使用しておりますが、大豆の煮汁を試し始めたりしております。

このように作物ごとに美味しく育つ有機物があったりするのかも知れませんし、栽培品目の拡大にもつながる可能性もあります。

屋内栽培ですので環境制御も可能ですので、周年連作可能でなおかつ収量をあげる取り組みも期待でき、何よりも天候に左右されることなく快適な環境で作業ができ、化学肥料を使わない人に優しい栽培方法なのです。

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